2024/05/17
解体工事の豆知識
解体情報(産業廃棄物・アスベストについて)
皆様こんにちは。株式会社近藤組 代表取締役 近藤将太です。
今回は今の解体工事の主流分別解体と分別した産業廃棄物について投稿いたします。
前回投稿したように産業廃棄物の値段高騰という現状ですが、その高騰している産業廃棄物の分別とその種類についても書かせて頂きます。
今解体工事は、分別をするのは当たり前という状況であります。
家一軒の解体と一口に言いましても色々な種類の解体廃棄物が発生します。全部で10品目ほどの産廃の種類に分けられます。
その品目を皆様に分かり易く簡単にご説明します。
今回は外部で使われる建材の品名そして産廃の品目名をご紹介いたします。
まずは家の屋根部分
・一つ目は瓦屋根です。瓦はセメント瓦、泥瓦、焼瓦等の種類があります。産廃の品目として、はがれき類という品目になります。
・二つ目は最近の家に多いガルバという鉄のトタン屋根になります。産廃の品目としては、金属クズという品目になります。
・三つ目は薄型化粧スレート(コロニアル)屋根。産廃の品目としてはこちらもがれき類になりますが、コロニアルには石綿(アスベスト)含有が
有りのモノと無しのモノがあります。石綿有りの品目は石綿含有産業廃棄物となります。
次は家の外部壁部分
・一つ目は木板壁です。昔ながらの泥壁やの上や、骨組み下地の上に張り付けてある壁です。産廃の品目としては、木くずになります。
・二つ目はトタン壁です。鉄で出来た薄い波型のトタンを張り付けた壁です。産廃の品目としては、金属クズという品目になります。
・三つ目は外装板壁です。色々な色や種類があります。産廃の品目としてはがれきです。ですがこちらもコロニアルと同様に石綿
(アスベスト)含有が有りのモノと無しのモノがあります。
家の外部(屋根、壁)だけでも、がれき類・金属クズ・木くず・石綿含有廃棄物と四品目に分けられます。
ちなみにですが石綿が入っているのは今から20~40年以上前に建築された建物に主に使われています。そして石綿が入っていると、
産廃の料金は更に高額になります!!
ここで少しだけ石綿(アスベスト)をご説明します。
アスベストとは元来地球上にある繊維状けい酸塩鉱物で、「せきめん」や「いしわた」と呼ばれています。
この鉱物は古い物ですと古代エジプトのミイラに巻いている繊維がアスベストであり、古くから軽くて丈夫な鉱物として使用されていました。
しかし昨今ではアスベストは人体への悪影響(石綿肺等)が見直され、使用が禁止されております。
現在の建築資材にはアスベストの混入はございませんが、まさに今解体をしようと思われている建物のほとんどに混入しています。
解体工事に入る際もアスベスト調査士の解体前検査などが行われているのが現状です。
もしも、アスベストが使用されていたら専用機関での検体での検査などを行ったりとさらに手間と費用が掛かり、産廃としての処分金額も
先程記載したようにより高額なものとなってしまいます。
今から先、時代が進んで行くのと同時に規制も厳しくなり、ご予算もさらに高くなると思いますので解体をお考えの方は早めの決断が迫られる
事はこれからより必至になることと思います。
今回は家の外部に使用されている建材と産廃廃棄物名について、お話いたしました。
今回のような事で、なにかしら疑問がある方は無料相談も承っていますのでお気軽にお尋ねください。
以上で今回の豆知識と致します。
次回は解体の予算や補助金について投稿いたします。お楽しみに!
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